決算報告

Microsoftの決算はウォール街の予想をあっさり上回りクラウドは年商$20Bを超えるペース

【抄訳】 Microsoftが今日(米国時間10/26)、2018会計年度第一四半期(2017/7-9)の決算報告を発表した(おかしな会計年度だが、これがMicrosoft流!)。ウォール街の俊英アナリストたちはその売上を約235億600万ドル、EPSを72セントと予想していたが、実際の数字は売上が245億ドル、調整後のEPSが84セントとなり、前年同期の223億3000万ドル、76セントを上回った。

今日はこの決算報告が出る前からMicrosoftの株価は記録的な高値となり、時間外取引でも2%上がった

Microsoftは、クラウド以外でも堅調だ。Productivity and Business Processesカテゴリー(Office, Dynamics, LinkedIn, ほか)は、売上が82億ドルで、28%増加した。

LinkedInは、セッション数は前四半期より20%増えたが、売上は11億ドルで横ばいだった。

またMore Personal Computing部門は、94億ドルの売上を記録した。

この部門で、とくにSurface系列はこのところ新製品待ちで売上が低迷していたが、今期は、このところの新製品ラッシュに押されて売上は12%増加した。これでもしも横ばいや減少だったら、悲劇だ。

Windows OEMは売上が4%増、検索広告は15%増、しかしゲームは1%しか伸びなかった。しかしそれでも、Xboxのソフトウェアとサービスは売上が21%増加した。

IntelのQ3決算はアナリストの予想をあっさりと上回り、とくにチップの多様化専用化で稼ぐ

本年第三四半期のIntel Corp.は、アナリストたちの予想をゆうゆう上回る数字によって、この世界的かつ支配的なチップメーカーがこのところ他社に後れを取っているという界隈の懸念を払拭した。

IntelのCEO Brian Krzanichが声明文で述べている: “第三四半期の業績は好調で、全分野で強力な結果が得られた。本年は弊社にとって記録的な年になると思われる。そう言えるほどの大きな前進と未来展望に、私は心躍らせている。人工知能や自動運転などの分野で従来よりも多くのイノベーションが進展しているためIntelは、これまでで最強の製品ラインナップを揃えることができている”。

同社が発表した調整済みの決算報告では、EPSはThomson Reutersのアナリストたちが予想した80セントに対し1ドル1セントになった。売上は予想157億3000万ドルに対し、実績161億ドル5000万ドルである。収益は前年同期比34%増の45億2000万ドルだった。

Intelの株式は今週、マーケットに火を着け、その週だけでも14%上がった。さらに終了後にも1%の上昇を見た。

これらの数字は、これまでの中核的ビジネスだったパーソナルコンピューティングの次を目指す、というIntelの戦略転換が功を奏し始めていることの兆しだ。

同社のデータセンター事業や、中核的なメモリ事業、それに物のインターネット(IoT)事業はいずれも今四半期の売上の急伸に貢献した。

とくに重要なのが“Programmable Solutions Group”と題された項目で、これはIntelの未来に最大の貢献をすると思われる分野だ。…これには、自動運転車や人工知能向けチップなどが含まれる。

このグループは売上が10%伸びて4億6900万ドルを記録した。IoT部門は23%増の8億4900万ドル、不揮発性メモリソリューショングループは37%増の4億6900万ドルを記録した。

—この稿続く—

[原文へ] (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Atlassianは絶好調、IPOから2年足らずで時価総額は50%増、決算報告で株価急上昇

2015年の終わりに行われたAtlassianの上場は、やや変則的だった: 同社の良好な数字は、すでに利益が出ていることを示していた。

そのIPOから約2年、同社の時価総額はほぼ90億ドルだ。IPOの初日には32%急伸し、時価総額は58億ドルだった。この増大の原因は、今年のここまでの異常な…65%の…株価上昇だ。絶好調の四半期決算報告のあとの今日も株価の上昇は続き、ウォール街の予想を大きく上回った。

決算報告のあとの12%のジャンプには、2017年全般の好調も貢献している。今年の株価の推移は、こんな感じだ:

Atlassianを取り巻く状況は、こうだ: Slackがシリコンバレーで大もてしている間、AtlassianはSlackの競合製品をも含むコラボレーションプロダクトのポートフォリオを提供した。そのStrideと呼ばれる製品は9月にローンチしたが、Atlassianのコラボレーションへの取り組みは、それよりもさらに多面的だ。同社は今年の1月にはTrelloを買収した

Atlassianのプロダクティビティツールのスイートには、プロジェクトマネージャーJIRAや、開発コラボレーションツールBitbucket、そしてStrideがある。そのいずれにも、複数の競合製品(主にスタートアップの)があるが、彼らに市場機会を露出しているのはAtlassian自身だ。その決算報告は少々の赤字だったが、ウォール街は同社の戦略が今のところは有効、と確信している。

今日の決算報告の要旨は、こうだ:

  • 売上: 1億9380万ドル。アナリスト予想は1億8580万ドル。
  • 利益(調整後): 一株あたり12セント、アナリスト予想は9セント。
  • 総顧客数: 10万7746(アクティブ会員またはメンテナンス合意ベース)
  • 純新規顧客数: 4246
  • Q2の売上予想: 2億30万ドルから2億50万ドル。
  • Q2の利益予想(調整後): 一株あたり12セント
  • 2018年の年商予想: 8億4100万ドルから8億4700万ドル

[原文へ] (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

死んだはずのBlackBerryがソフトウェア企業として蘇生、業績も株価も好調

死んだはずの企業がまだ生きていた、といえばBlackBerryのことかもしれないが、しかし同社はCEO John Chenのリーダーシップのもとで、ソフトウェア企業として再生しつつある。最近の四半期決算報告でも、業態転換の効果が顕著だ。

決算報告書によると、当四半期の同社の売上は2億4900万ドルで、アナリストたちが予想した2億2000万ドルを凌駕した。売上の急伸はソフトウェアの記録的な売上増によるものであり、総額9億9600万ドルの年商は前年比で26%の増となる。粗利率も記録的で76%となり、前四半期の67%と前年同期の62%を大きく上回った。

CEOのJohn Chenが当然のごとくに満足しているだけでなく、ウォール街も株価で報いた。9ドル99セントで始まった(米国時間9/28)株価は、本稿を書いている時点では10ドル44セントだ。すこし前には、10ドル79セントまで上がっていた。

BlackBerryの株価の5年間の推移。チャート提供: Yahoo Finance

同社の方向性は概(おおむ)ね正しいようで、それは、iPhoneとAndroidという新しい嵐の中で同社の携帯電話事業が破綻した5年前には、考えられなかったことだ。

ChenがCEOに就任した2013の11月には、同社がハンドセット市場で盛り返すことはありえないと思われていたから、ほとんど期待されなかった。でも同社には、これまでの人気製品で稼いだキャッシュがあった。Chenはそのキャッシュを使って戦略的買収を繰り返し、会社の姿を変えていった(下図)。

チャート提供: Crunchbase

彼が就任したとき、BlackBerryは溺死寸前だった。同社は、昨日まで自分のものだった携帯電話市場がハックされる様子を、呆然と見守っていた。タイムマシンで2009年までさかのぼってみると、comScoreのデータ(下図)は、まさにBlackBerry(ブランド名RIM)がスマートフォン市場を支配していたことがわかる:

チャート提供: comScore

しかしそれから4年後の2013年12月、ChenのCEO就任の翌月には、市場は激変していた(下図):

チャート提供: comScore

今となっては、同社を携帯電話とかスマートフォンという視点から見ても意味がない。Chenは明らかに同社が進むべき新しい道を見つけ、会社の形を徐々に確実に変えつつある。今日の決算報告はひとつの四半期のスナップショットにすぎないが、回復不能と思われた企業でも持ち直すことができるのだ、ということをまざまざと示している。

ChenはCNBCの取材に対して、これからが難しい、と言っている。でも今やBlackBerryはソフトウェア企業だから、将来性は無限だ。同社は、不可能と思われていたことを、成し遂げた。

[原文へ] (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Salesforceの第二四半期決算報告を見ると年商100億ドルがいよいよ現実的に

今年早くからSalesforceは、同社の年商が100億ドルに達すると予想された。そしてどうやら、今後とくに問題なければ、実際に100億に達するようである。

Salesforceが今日(米国時間8/22)発表した第二四半期の決算報告によると、売上は25億6000万ドルで、EPSは33セントとなった。どちらも予想を上回ったが、株価は時間外取引でやや下げた。今年は一貫して、驚異的な上げ潮続きだったから、すこし引いたという感じだ。今年の1月以降これまでの上げ幅は36%近かったが、今日の決算報告後では約3%下がった。

Salesforceはこのまま行けば年商100億に乗りそうだが、人びとが注目しているのは年後半のDreamforceカンファレンスだ。そこでSalesforceはいくつかの新製品を発表するだろうし、同社のAIシステム“Einstein”に関する詳しい報告もあるだろう。Salesforceは、ネットを利用するCRMツールの元祖だが、最近ではもっと若くて小さい競合企業の成長が著しい。

そこで同社は、製品を現代化して今後も先頭を走り続けようとしている。その現代化には、企業がワークロードを機械学習を利用してダイエットしていくためのツールなどが含まれる。機械学習は今、エンタープライズソフトウェアの分野にも入り込みつつある。その方面ではSalesforceがとくに積極的で、これからはカスタマーサービスのツールを半日で作れる、とまで豪語している。SalesforceはCRMサービスのAI化を、今後も強力に推進していくつもりのようだ。

同社はデベロッパーが自分のアプリケーション開発のために利用するAIのAPI(EinsteinのAPI)を、すでに提供している。そこで今年の後半に関しては、ウォール街ですら、同社がそのサービスをAI利用でますます自動化していくこと、そしてそのための一連の新製品がカンファレンスで発表されることを、期待しているのだ。

そのウォール街の予想では、Salesforceの第二四半期のEPSは32セント、売上は25億1000ドルだった。

[原文へ] (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Shopifyの売上と利益が大幅増、同社上のネットショップは50万店を突破、ユーザーは全世界に広がる

Shopifyが火曜日(米国時間8/1)に報告した2017Q2の決算は、強力な数字が並んでいる: 売上は前年同期比で75%アップ、売上総利益は同じく83%増加した。売上高は1億5170万ドルでウォール街の予想を上回り、同社のサブスクリプションベース(有料会員制)の事業は7160万ドルに成長した。そのプラットホームに新規に会員登録するマーチャントが、記録的な数を数えたためだ。〔マーチャント, merchant, 商業者…Shopfy上でネットショップをやってる人たち。〕

Shopifyのユーザーであるマーチャントの数は、四半期記録としては初めて50万を突破し、ユーザーは世界の175か国に広がる。マーチャントの増加率は2012年以来平均74%を維持し、これら全マーチャントのこれまでの累計売上は400億ドルに達する。

Q2の新規登録ユーザーの地域別分類を見ると、複数の市場で大きく伸びており、北米地区56%、アジア82%、南アメリカ168%、アフリカ70%の増となった。マーチャント数(ショップ数)は50万だが、同社のショップ管理ソフトウェアのこれまでの累計ユーザー数は120万に達する。

Shopifyに店開きしているショップからの購入者は過去12か月で1億3100万人、昨年のブラックフライデーとサイバーマンデーには、同社プラットホーム上のマーチャントは全体で毎分10万ドルの売上を計上した。

Shopifyは今期、クレジットカードリーダーChip and Swipe Readerの一般配布を開始した。まだ入手していないマーチャントは無料で入手できる。また同社のCFO Russ Jonesが、新任の確保を条件に引退の意思を表明した。新任は来年中には見つかる、と同社は予想している。

[原文へ] (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Intelの第二四半期は予想を上回る好成績、データセンターも首位の座を堅持

Intelは今日(米国時間7/27)の午後、148億ドルの売上と72セントの一株当たり利益を発表した。それらはアナリストたちの予測144億1000万ドルと68セントを確実に上回っている。

同社の通常取引の株価は22セント/0.63%上がり、34ドル97セントで終わった。決算発表の直後には、Intelの株価は3.43%上がった。現在は時間外取引で36ドル17セントになっている(~1:05pm PST)。

Intelは今、企業として興味深い立場にいる。同社の未来が人工知能関連の能力にかかっていることを、同社自身が知っている。ウォール街における同社の命運を決めるのは、153億ドルで買収したMobileyeを、やがて巨大な産業になる自動運転車業界のニーズに応える、高収益のビジネスに育てられるかどうかだ。Intelによると、買収手続きは2017年のQ3に完了する。

しかし今日は、三つの買収(Mobileye, Movidius, Nervana)があったにも関わらず、重要な話題は今なおデータセンターだ。Intelは同社のx86チップで長年データセンターを支配してきたが、最近はAMDの攻勢が著しく、データセンター市場におけるIntelのトップの座がいつまで安泰か、わからなくなっている。しかし現時点では、Intelはこのビジネスで9%の成長を達成できた。

前年同期2016Q2のIntelの売上は、135億ドルだった。その時点での前年同期比成長率は3%だったが、本日の2017Q2では9%の前年同期比成長率になった。

今回の決算発表のプレスリリースで、同社のCFO Bob Swanはこう述べている: “本年前半の好調とPC事業への期待の高まりにより、目下、通年売上と同EPSの予想を上方修正している”。

Intelの2017Q3の予測は、売上が157億ドル、EPSが80セントだ。Q4を含む全年売上の予測は613億ドル、EPSは3ドルだ。この値の一部は、買収完了後のMobileyeの貢献部分である。

同社は本日の決算報告で、通年の営業利益率の向上を課題として挙げた。

今本誌TechCrunchはIntelのIR部門に追加取材をしているので、情報が得られ次第、お伝えしよう。

[原文へ] (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))